やがて2人が別れる道になって「じゃ」と市原君が短く言った。 そして目を合わせることもなく、あたし達は別れた。 家に着いて、部屋のベッドにダイブする。 枕に顔をうずめて、さっきの市原君の言葉を思い出す。 ー…『お前さ、俺の事どう思ってる?』 そんな事聞かれたって… まだそんなに市原君の事知ってるわけでもない。 市原君は…何なんだろう? 市原君は… 友達、かな。