愛ちゃんは隣であたしの背中をさすってくれた。



でも、あたしの涙は止まる事を知らなくて………




少しだけ落ち着いた頃、愛ちゃんがゆっくりと口を開いた。


「あの子、1年生ね」

「え?」

「名札の色見たの。緑だった」




あたしの学校は学年によって名札の色が違う。

あたし達2年生は青、3年生は赤、そして1年生は緑。



「…そっ、か」




あたしの事は遊びだった?

本当は年下の彼女がいるのに。




あたしとは、彼カノの"フリ"?



今度ちゃんと話すのは、今まで遊びでしたごめんなさい、って事?