そこにあったのは、カラフルな装飾で彩られた大きなクリスマスツリー。


初めて見たよこんなに大きなツリー!




これには背の高い凛人も、かなり見上げるほどの大きさで。

あたしよりも10センチ以上も背の高い凛人よりも、はるかにはるかに高い。




「これ、何メートルあんだ?」


凛人は目の前のツリーとにらめっこしている。




「…あ!20メートルだって」


あたしはツリーの近くにあった説明文を発見して言う。



「にっ、20メートル⁈」


凛人は目を丸くする。