「おっはよー千尋」
「愛ちゃん、おはよー」
「おっす、森田」
そうしていつも通りのあいさつをかわす。
「あれ…?」
愛ちゃんの席に男子が座っている。
誰…?
「うっす、凛人」
「おーおー、彼女とクリスマスデートする海斗君」
「るせー」
「こら!2人とも」
愛ちゃんが2人を止める。
「もー、ダメでしょ!千尋の前で凛人になんかしたら、千尋倒れるー」
「いや、倒れはしないと…」
そうあたしが言ったのは聞こえず。
「なんだよ、愛」
と、その海斗?っていう人が愛ちゃんの頭をくしゃくしゃする。
「ちょっとー、やめて、海斗!」
この2人、ラブラブだなぁ…。
付き合ってるレベルで……
海斗君。
………ん?
海斗君?
「ぁああぁぁぁっ!」