長い沈黙。



部屋の時計の針の音だけが響く。


時々、コップの中の氷が溶けてカランと音をたてた。




こういう時って、どう話したらいいんだろう…




部屋に男子と2人きりになる場面は、全くもって初めてのあたし。




混乱するあたしの頭の中に、愛ちゃんの言葉を思い出した。



……あ。

そうだ、気になってたんだ。



あたしは凛人に尋ねる事にした。