「はーい」


軽く返事をして階段を登る。



「おじゃましまーす」


そーっとドアを開けると、ふわっと風が頬を撫でる。



ドアを閉めてフローリングの床に鞄を置き、部屋を見回す。



無駄なものは何一つ置いていないスッキリとした机。




「…あ!」


寝心地のよさそうなベッドを発見。

ふかふかのベッドを見ると、なぜか座ってみたくなるあたし。



腰をおろしたのと同時にドアが開く。


凛人は両手にジュースを持ち、あたしをびっくりした目で見る。



……?

あたし、なんか変かな…?