「凛人っ、離して!てか起きて!」



寝ぼけたままの凛人に言う。




やがてはっきりと状況を理解したのか

「!…ごめん」

と顔を赤くした。




「教室…戻ろう?」


あたしが言うと「そうだな」と言い、2人で屋上をあとにした。