「じゃ、帰ろ!」
「おぅ…」
あれから凛人はテンション低め。
あたしがあのペンダント可愛いとか言ったから……
あぁ、あたしのバカっ!
値段見てから言うんだった!
「ごめんね」
無意識に、あたしは凛人に抱きついていた。
「⁈」
凛人もびっくりしている。
あたし、いきなりなんでこんな事……!
自分で抱きついときながら顔は真っ赤。
慌てて離れようとすると、無言のまま凛人が腕をあたしの背中にまわした。
⁉⁉
抱きしめられる力が強くなっていく。
「りっ、凛人!離して…」
いくら涼しい季節だっていっても、こんなにくっついてたら暑い。