「た…高………」


「………」




高校生が買うにしては、かなり高めのお値段。



その金額にびっくりしながらも

「ほらっ!いいから。あたしはアイスだけで十分♪」

と言う。



凛人は申し訳なさそうに「ごめん…」と俯く。




「だーいじょうぶだって!」


あたしは凛人の背中を軽く叩いて、店を離れる。






…にしても、あれ高かったなぁ………。