唇が離れると凛人は

「俺はこれでじゅーぶん」

と意地悪く笑う。



そしてあたしを近くのベンチに座らせて、店の中に入って行った。






あたし……もしかして今、キスされちゃたの⁈



気づいた途端に顔が熱くなる。




ってか人沢山いたし!

見られたって事だよね……



恥ずかしーーーーーーーっ




あーダメだ。

さっきの映像何回もリピートされるよ…




ダメダメ、忘れよう!

頭を強く横に振る。




「なにしてんの?」

「はいっ⁈」



あたしの行動に笑いながら、凛人はアイスを両手にあたしの横に座る。



び、びっくりしたぁ。