破壊と理性の狭間で

主人公

名前;白水 髀呼
性別;女
年齢;十八歳
身長;162
能力;武器を操る程度の能力
外見;髪は肩につくくらいの長さ
色は灰色
目の色オレンジ


詳細説明
まず外見の髪の色とか、目の色がおかしいのはわけがある
髪の色は体をいろいろといじくった為に脱色してしまったから
目の色は改造に掛かった時間が長いほど赤に近くなるのだが丁度赤でもなく黒でもない中途半端な時に終わったので中途半端なオレンジ色になったわけだ
実は改造が早く終わったのは改造する前に二人ほど予行練習用に改造していたからなのだ
その二人がどうなったのかはわかっていない
世界設定とか

狂喰島ができた理由はわかっていない
たまたまオランダ船がそこを通りかかったときに見つかったらしい
オランダは早速このことを公開し島の調査に出た
このことには世界中が注目した
各国のいろいろなマスコミが一緒にその島に降り立った
世界中のカメラが回し始めたその時だった
オランダ船が炎上し始めたのだ
すべてのカメラがその瞬間をとらえていた
ジャングルのような樹が生えていた中から十五歳くらいの男の子が
手から火をだしてきたのだった
これは世界各国に伝わった
日本は裏で進めていた人間改造を公(おおやけ)にし国民からの協力を求めた
作り方はこうだ
妊娠している母親のお腹にいる赤ちゃんからある核を取り出し(赤ちゃん自身はまったく大丈夫)
それを特殊な液体にいれ、人間の体になるまで育てる
ある程度育ったら液体から取り出す
七歳まで洗脳授業を受ける(戦争は決して悪いものとはいいきれないとか)
八歳で手術を受ける(改造しやすいように)
十歳で改造され
あとは戦闘用授業やら武器の扱い方などを教わる
大人に近づいていくにつれて狂喰島へ行く回数が増えていく
髀呼はいつものようにつまらない授業を聞き流していた
今やってるのは「戦闘機について」なんだがすごくつまらないと感じている

『(なんでこんなこと知る必要があるんだ)』

と思っているが本当はわかっていた
狂喰島には見たものを作れる能力の奴か
それともただ有能な科学者がいるのか
まあどちらにしろあっちがいきなり戦闘機で攻撃してきたことには変わりないが

「え――、ではそこでひじをついてる髀呼!」

『あ、はい!』

いきなり呼ばれてビックリする
きっと指摘かなんかだろうと髀呼は思った
「戦闘機に付いてるレーダーは死角がある
何処だと思うか?」

なんて質問をしてくるんだと思った
まだこれから習うってところを言われてはたまらない

『・・・ま、真下…?』

頭に思い浮かんだのを適当に言ってみた

「正解だ!なんだ予習をちゃんとしてるじゃないか!」

髀呼はとりあえず安心して席に着いた
実は髀呼はまったく予習なんてしていなかった
自分の部屋に支給された漫画に載っていたのだ
早く終わらないかと思い髀呼は壁にかけてある時計をみた
丁度終わりの時間だった

キ―ーン―コ―――カ――ン――――・・・・・

とそこで終わりのチャイムが鳴った
――廊下――

つまらない授業が終わり昼食の時間になった
今髀呼がいる場所は学習棟の二階だった
昼食を食べるには外に出て休棟に行かなければならない
ほかにも棟はいろいろあるがそれはあとで説明しよう
廊下を歩いているとほかの教室からも続々と人が出てくる
実際、出てきてる人数は一教室あたりに四人~十数人くらいだが
「おーい、髀呼!」

今通りかかった教室から自分を呼ぶ声が聞こえた
髀呼はピタと止まりその教室を覗く
視界の端には黒板があり授業内容が大きめに書いてあった
<大火球について>と書かれている
黒板を見て内容を読もうとした
すると肩に手を置かれる

「よし一緒に飯食おうぜ!」

言っていたのは魔理沙という友達だ
髪は金髪で目は黄色だ。
魔理沙は魔法を扱えるのだが攻撃的な魔法しか習わない
彼女が言うには「やっぱり魔法はパワーじゃなくちゃな!」というわけだ
一応言っておくが女だ
語尾に「~だぜ、~ぜ」をつけるがちゃんとした女だ

『いいよ、でも何か食べるもの決まってるの?』

「う~ん・・まだだぜ!」

魔理沙は満面の笑みで言う

『そこは笑顔で言うか?』

髀呼がいうと魔理沙は笑った

『そういえばさ』

ふと思い出したように魔理沙に話しかける

「なんだ?」

『攻撃ばっかり習ってていいの?
弱点とか知らないと・・』

髀呼の話はさえぎられた
魔理沙がまだ話してる途中で返事をしたからだ

「弱点を知らなくても
ごり押しだぜ!!」

魔理沙は自信たっぷりに返してきた