確認もかねて聞いてみたんだけど…



俺って案外Sなのか?




「う"――…今日の徹、何か意地悪」



シイがゆっくり布団から出てきた。

その顔は赤く、そして色っぽくて。


もう正直理性ヤバいんだけど…?



それでも必死に理性を抑えて、シイのおでこを触った。




「熱…。熱上がったな…ちょっと騒ぎすぎた。舞依さんが帰ってくるまで寝てろ」

「うん」



シイが頷き、目を閉じる。


手を握るとシイが少し笑って


「徹…ありがと」


と呟いた。そのうち安定した寝息も聞こえてきた。



「シイ…一生俺が守るから」



そう俺は呟いて、シイのおでこにそっと唇を落とした。