そしてシイが目覚めて…


なんとか仲直りすることができたんだ。



しかも長年のシイへの気持ち、やっと伝えられたしな。




「そーいえばこの体勢が逆転したこともあったね〜」



ベッドに入り俺を見上げながら笑うシイ。


シイの笑顔は世界の誰よりもかわいい。



…ま、友達にこんなこと言ったら


[リア充]

とか

[シイ煩悩]


って茶化されるのがオチなんだろうけどなー…




「……徹〜?」

「…あ、なに?」

「話聞いてた?」

「えっ?」


1人で考えてたから全然聞いてなかったわ…


「…体育祭の話……?」



当てずっぽうで答えてみた。



「…………」


黙りこくるシイ。