「穂美には秘密――っ!!」
「何よぉー!…静は教えてくれるよね〜?」
「ひみつだよー」
「えー…静までぇー?」
「…ぷっ」
「「「アハハハッ…」」」
部屋に温かい笑い声が響いた。
やっぱ大切な友達と笑いあうっていいことだなって思った。
「穂美ー…静ー…」
「「…ん?」」
「だーいすきっ!!」
「うん。私もシイちゃんと穂美ちゃんが大好き!!」
「…告る相手違ーし」
「「「アハハハハハハ!!」」」
また部屋が私達の笑い声でいっぱいになった
その時だった。
――――――…ガチャッ
誰かが部屋に入ってきた。