―――――…フラッ… だけど体が言うことを聞かない。 「あ……」 倒れるっ…!? フワッ… 突然、嗅ぎ慣れた香りが私を包んだ。 体が誰かに持ち上げられ、足が床から離れた。 「………?」 「ごめんな…シイ……無理させたっ……」 「……とぉ…………?」 聞き覚えのある声と、その安心感に私はそのまま意識を失ったんだ――…