何であんなこと言ってしまったんだろ…
子守りとかこれっぽっちも思ってない。
シイといるだけで楽しかったし、隣にいることが嬉しかった…
シイの怒った顔も照れてる顔も泣いた顔もそして笑顔、シイ全部が大好きなのに…
―――〈ただいま完全下校時刻となりました…校舎内にいる生徒は速やかに下校して下さい…繰り返します…〉
やべ…完全下校時刻だ…
先生達が見回りにくる…
―――――ガラッ…
突然部屋のドアの開閉音がした。
もう見回りの先生が来たのか…?
それにしても静かだな…
…………まさか…!
「シイ…?」
そうだったらなんて顔しよう…なんか緊張する…
けど入って来たのは…
「…シイちゃんじゃなくてごめんね?」
名倉 静だった。よくシイや山手と一緒にいる―…