「ねぇ、美鳥も呼んで星を見ようよ。」 「あぁ、いいぜ!」 美鳥も呼んで、僕らは山荘のバルコニーにでる。 三人で並んで空を見上げた。 そこには、真っ暗な夜空に、天の川。 雲がない真っさらな空に、少し明るい月。 空をゆっくりと眺めたのは、久しぶりだった。 「いいね。皆で星が見えるって。」 僕がそう言うと、明も美鳥も頷いた。