「じゃ、行ってきます。」



父に見送られて、僕は家をでた。


お手伝いさんが今日は荷物が多いから、と車をだしてくれる。



合宿先は、学園が持っている山荘。


あたりは山しかなく、なにもない。



しかし、練習には持ってこいの場所だと思う。



周りになにもないとゆうことは、おもいっきり楽器を吹いてもいいとゆうことだ。



「吟、もう少し上のほういこうぜ。」



明はもともと目立つのが好きなほうだ。


高い山に登って、某アニメのように鳩と戯れたいのだろう。

意外とロマンチストだ。