僕は変わる
「美鳥、学校来ないのか？」
「そうだよね。最近ずっと遅刻してるしさ。」
急だった。
美鳥が突然、学校を休んだり、遅刻したりするようになったのは。
初めて会ったときや今までは、美鳥が遅刻をすることなんてなかったし、
何かあったらすぐに連絡があった。
那音先輩は、眉間にシワをよせて何故こうなったのか考えている。
「絶対に先輩のせいなんかじゃありませんから！ね、明。もし今日休みだったら、美鳥ん家いかない？」
「そうだな。」
明は頷いた。
心配だった。
美鳥は問題が生じれば、一人でなんとかしようとする。
