素晴らしいストレートトーンだ。



田中さんの番が終わると、その場にいた全員が固まっていた。


おそらく、僕は本当に敵に塩をおくってしまったようだった。


この短期間でこれだけ成長するとかなり侮れない。


あのメニューを一人で毎日こなすなんて、よっぽどの努力家でなければ、やる気もおきない内容なのに。


それを毎日やったとしか思えない。




そして次は明の番になる。




明は田中さんとは違うオーラを纏っていた。


どちらも、空気感を変えてしまうオーラをまとっている。


そして、自信にあふれた顔立ちでその場に立っていた。