那音先輩はそういって、頼もしく笑って見せた。


そして、那音先輩は僕らを見渡す。


僕らは自然と頷いていた。


いつの間にか明と美鳥は僕らの会話を聞いていたようだった。



「行くよ、吟」



美鳥がそう言うと、僕らはチューニングルームへと足を運ぶ。