…え? でも、愛里が俺を探すことなんてきっとない。 「そうじゃないと屋上になんて来ないだろ。探してたと思うよ」 その言葉に、どきっとした。 そんなことあるのか?? いや、そんなことが…あってほしい。 真琴は泣きそうになりながらも、強い目で俺を見る。 真琴… ありがとう。 「秋は俺の親友だし、高城さんは桃子の親友。だから、二人が苦しむ姿を見ていたくないんだ。」