だからってなんで屋上??




俺がいるから?


愛里がいそうだから?








なんて。



屋上は…昨日のことがあったのに来るわけがない…。




俺の過ち―――




「あたしは、水谷くんを許さないから…!!」








泣きそうになりながら、叫ぶように出た言葉。



ごめんな…





「おい、桃子…」








仕方ない、と思った。





事情はどうあれ俺がしたことに代わりはない。



愛里を傷つけたことは、絶対に変わらない。




「…ごめんな」


愛里を傷つけて。




謝っても足りない。



ごめん。