昨日のこともあって、少し抵抗がある。 ――――けど、ここは俺にとって… 愛里に告白した大切な場所だから。 カチャリ、とドアを開けると、一面に青空が広がった。 そう言えば、初めてあった日もこんな天気だった。 あのころの幸せそうな愛里は、今は見れないんだろうな。 「愛里…ごめんな」 ここでお前を傷つけることになって、本当にごめん。