「ここ!良くねぇ?」
「う…わぁ!」
そこは新校舎の補習教室の奥の廊下。
昼休みは使う人いないし、角度もついてるからここまで来ないと居ることは気付かないんじゃないかな。
「昼寝したいときいいんだよな♪」
確かに良い角度で大きめの窓があって日当たりは最高。
でも、そんな風に目を細めてにっと笑われると…もう直視できないよ!
「そっか。それで話って?
美希待たせてるから早くしないとっ…。」
美希を話題にして、なんとかその言葉を絞り出したけど、拓也君はむっと唇を尖らせた。
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