休憩が終わるとすぐに3年のころのスライドショーが始まった。

このスライドショーは亮太くんがたくさん写っているから食い入るように見てしまった。

いろんな亮太くんをみながら、目に涙がたまっていく。

やっぱり卒業、してほしくない。

亮太くんのいない学校なんて、嫌だ。

あたしは目にたまった涙を人差し指で拭ったら、スライドショーが終わった。

スライドショーが終わったら、ぬまっちがお礼の言葉を言って、

そのあとに1年がつくったものを3年にあげて、

あたしがいるところの窓にステンドグラスがあって、それを見せるようにカーテンをあけ
た。

それを見た3年から大きな歓声がおこった。

あたしのいるところの窓だから、自然とあたしが見えるようになるよね。

ねぇ、亮太くん。気づいてる?

あたし、ここにいるよ。