「ったく、愛梨はほんとに素直じゃねぇなぁ」


「うるさい!」


「でも、なんか言うことあんだろ?」




私は・・・コクンと頷くことしかできなかった。





「あ・・・ありがとう。」



「よしよし、よく言えました!」



「・・・ちっ、ウザ」



「は?」




「子ども扱いすんな!!」


私は翔先輩にあっかんべーをして走った。


「てんめぇ!!!まてや!!!」

翔先輩は怒ってるのか、顔を真っ赤にして
追いかけてくる。



ごめん翔先輩。



まだ私のかおを見ないで。



だって、だってさ。