そして私の頭をもう一回ポンっと撫でると、
私の肩に腕を回し、私のほうへ引き寄せると
ソイツらにこういった。



「こいつ俺の大事な友達なの。だから、
 君たち、こいつと胡桃ちゃんには手
 出さないでやってな?」


ソイツらはバツが悪そうな顔をして
こくんとうなずいた。


あぁ~。そういうこと。



この子たちは翔先輩が好きで、
仲のいい私達にしっとしてたの。



へぇ。



って


「離しなさいよっ」


私は翔先輩の腕を振りほどいた。


「んだよけち。」


「そういう問題じゃないでしょ?」


「でも、友達を守る愛梨、かっこよかったぜ?」


「////そ、っそう?」


「てか、俺もお前のこと助けてやったんですけどー」


「べ、別に、頼んでないし。」