「おぉぉぉい！お前どこまで行くんだよ」


「へ！？」


おぉ。私は家を通り過ぎようとしていた。
てか、先輩のせいだし・・・。


「もう気をつけろよ？」


先輩は私の目線まで顔を持ってきて、
私の頭をワシャワシャ撫でた。


「あ、あの！髪の毛グシャグシャになるんですけど！」


「おぉ。わりぃわりぃ」


なんて悪びれもなく私の乱れた髪の毛を整える。


「お前の髪の毛超サラサラだな～」


なｯｯｯｯｯ//////！


なんなの！？

翔先輩ってこんなキャラだった！？


「し、翔先輩！今日はありがとうございました！」


私は恥ずかしくなり、逃げるように家に帰ろうとしたが・・・