───そして無事家に到着。




「ただいまーっ!」




私が叫ぶと、いつも通り、中から菜々子おばちゃんが出てきた。





「あらあら、2人とも肩がちょっと濡れてるじゃない。ちょっと待ってて、タオル持ってくるわ」





はぁ……ドキドキした……




心臓壊れちゃいそうだったよ……





菜々子おばちゃんはすぐにタオルを持ってきて玄関にきた。





「はい、これで拭いてね」





菜々子おばちゃんは私と蓮に一枚ずつ、タオルを手渡す。





「ありがとう!菜々子おばちゃん」





私は菜々子おばちゃんからタオルを受け取ると、少しだけ濡れた髪と肩を拭いた。