「じゃあ今日はこのまま
帰宅みたいだから、
また明日からよろしくね」



先輩は軽く手を上げた
なんだか気楽な感じがする


男の子は先に部屋を出ていった


「莉亜、行こう?」


沙夜にそう言われたけど
気になって仕方がない。

望遠鏡を見てみたい。


夕方だから意外に
小さく星も見えてる


「先に行ってて、すぐ行く。」


「わかった、待ってる」



沙夜も部屋を出てから
ベッドで休憩している
要先輩を尻目にもう一人の

奥村先輩に話しかけた



「あの…」


「ん?どうしたの!?」