「沙夜、その要って人誰!?」


私が不意に疑問を覚えた、
天文学部の要先輩という人


沙夜は驚いた顔で私を見た


「あんたねー…要先輩は、
大学1人気のイケメンだよ。
クールであんまり喋らない
そこがまた女の子を惹き付ける

さすが莉亜。興味なかったのね」



沙夜は熱く要先輩のことを
語りながら天文学部の集まりに
入っていく


聞いただけある。
天文学部には女の子の塊が
出来ていて説明が聞こえない


聞こえるのは女の子の
黄色い歓声だけ。


「あ~要先輩嫌そうな顔」