「いつから、ホストしてるんですか?」



話なんてとくに無さすぎて
思わず口からでた質問だった



「あー6年目かな、」


「そうですか、」



遥さんは優しく答えてくれるけど
緊張からなかなかうまく話せない


隣で運転する遥さんを
横目で盗み見たら口にタバコを
加えて火をつけようとしている



「あ、わりぃ。」


私がジッと見つめていたのに
気がついたのかタバコを口から
離してなおしだした


「え?あ!いや…大丈夫です」


あたふたしながら
片手を顔の前で左右に振ると


遥さんは苦笑いしながら
タバコを直した。



「てか、莉亜ちゃんいくつ?」


「20歳です。最近なりましたけど」