私が手を差し出すと
遥斗はゆっくりと指輪を
私の指にはめた



「「「おめでとうーっ!」」」


パーンっ

パパーンッ



一気にお店の明かりがついて
ホストの皆や常連のお客さんが


皆泣いたり笑ったり

拍手をしてくれていた




「莉亜、おめでとう」



「沙夜っ…」



沙夜が笑顔で私の頭を撫でたから
また涙が溢れた


メイクがボロボロだ…(笑)