「俺はギザなのは嫌いだ
それは接客は別としてだ
莉亜、俺様と結婚しろ
もちろん…拒否権はなし」
その人は私の目の前に
小さなダイヤの指輪を差し出した
何故か溢れた涙が
嬉し涙なんだって気づいて
さらに溢れ出した
「でもっ…私!
小さなことで嫉妬して…っ
遥斗に…っんっ」
遥斗は私を抱き締めて
いつもするように言葉を遮る
触れるだけのキスをした
「それは俺の台詞
で…答えを聞かせろよ」
そんなの…わかってるくせに…
もちろん
「御願いしますっ…」
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