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「沙夜…ちょっと今日は帰る」



額にうっすらと汗が滲む
沙夜は身長が私より高いから
上から睨み付けた


うん…沙夜の視線は痛い。


「行くわよ、」


「わっ!いやだー!沙夜~」



涙目になりながら
引っ張り、連れ込まれた



看板にはどデカく


『ROSE-姫たちの薔薇-』




言わなくても…聞かなくてもわかる



「「「いらっしゃいませー!」」」




人生初のホストクラブです…



「うぅ…(涙)帰らせて…」


私を無視してズカズカと
席に着いちゃう沙夜。


ホストクラブ=借金まみれ

そんな考えは私だけ!?



沙夜は確かに社長令嬢だから
お金の心配はないけど…