「それでは皆さんお待ちかねの
ライブを今から始めたいと思います!!
ぜひ、中庭へお越しください」



アナウンスが校内に響くと
龍たちがステージに現れた


見るからにロックバンドらしい
派手なバンドグループに
胸が高鳴っていた


段々と人が集まって
私は待ちきれずに椅子に座ったまま
足をバタバタとさせていた



「落ち着けよ、」



遥斗さんが苦笑しながら
落ち着きのない私の頭を
やさしく撫でる



「待ちきれなくって」



ちょっと恥ずかしくて
微笑んでからステージに
顔を向けた。




それと同時にライブが
勢いよく始まった




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