五分後…
コンコンっ
あ…
来たんだ…。
『はぁい』
ガチャ
「こんにちはっ♪」
目の前には、荷物を持った
笑顔の男の子がいた。
違った…。
『…ぁのう…部屋間違えてません…?』
「えっ?君の名前は西條空ちゃん?」
どぅして名前を…?
『そぅですけど…。』
「じゃぁ間違えてなぃよ♪俺が今日からルームメイトの藤ヶ谷 太陽(フジガヤ タイヨウ)です。」
『……………。』
「……………。」
『……男⁉』
えっ?
えっ?
私のルームメイトが
男⁉
いやいや…
絶対無理‼
「そぅだけど…。」
『無理…出て行って下さい‼』
「えぇ⁉追い出すなって!もぅこの部屋しか空いてなぃんだょっ!」
『…そぅなの?』
「あぁ…」
はぁ…
これからどうすればいいの…?
「まっこれからよろしくなっ!」
ポンポンっ
藤ヶ谷太陽は
私の頭をポンポンっとした。
そぅ…
榴のよぅに…。
榴…。
私は忘れたいのに…。
私は傷付けられたのに
どぅしてまだ…
貴方との記憶がはっきり
残っているの…?