「もしもし?」

「凜?どーしたの?」


「気をつけて、小春!
あの男、小春のこと狙ってる。」





「はあ?」







何ふざけたこと言ってるの?

と思いながら、笑って話をきいてみた。





話を要約すると、

今日の放課後、凜はチャラ男に呼び出された。
いや、明確に言うと、

チャラ男の父親(医院長)の使い手の人が
凜に小春はどういう人かと事情聴取されたらしい。



「なにそれ?!笑えるんだけど」

「笑い事じゃないってばー!」


爆笑してる私に、凜は怒っていた。







その時、



ピンポーン♪


家のインターホンが鳴った。