あゆみside

私たちはその日、はじめて一つになった。

好きな人と一つになることってこんなにも幸せだったんだ。

私は、気づかないうちに涙がでていたみたいで、涼くんは驚いていた。

「あゆみっ!?ごめん、嫌だったか…?」
「ううん…。違うの。幸せなの。涼くん、好き好き好き好き好き…っ……。」

「……俺も。」


涼くんは、私の息を奪っていった。


涼くんは、おでこ、まぶた、頬、口の順にキスをしていった。






私の意識がなくなる寸前。涼くんが私に言った。
「あゆみ、ごめんな…。」

「………え?なに……が…。」

なんで、そんな風に悲しく笑うの…?




私は涼くんのキスで意識を手放した。