広瀬に、会いたくなった。
「・・・・・・・・加奈子の言った通りだよ。 さっきまではそう思ってた」
「・・・・・・・ん??」
「全部じゃないカモだけど。 ちょっとは変わるカモ。 広瀬とちゃんと話したら」
加奈子に視線を向けると、加奈子が優しく笑った。
「・・・・・・加奈子、広瀬の連絡先教えて」
「・・・・・・・何で知らないんだよ!!」
だって、毎日病室来るから連絡手段なんかいらなかったし。
すっかり機嫌を直した加奈子が、爆笑しながらオレに広瀬の連絡先を書いたメモを手渡した。
広瀬にメールをする。
〔広瀬と、話がしたい。〕