文化祭は、あっという間に終った。


もう季節は、冬。

いつの間にか12月になっていた。




「おはよー、結衣」


「おはよう」



気温は3度なのに、コートも着ないで登校する有華。

しかも、テンションがいつも以上に高い。



「何かあった?」


「別に〜」


・・・顔がニヤニヤしてるし。



絶対、何かあったね。



「昨日何があったの?教えてよ〜」



「・・・昨日、亮介の家に泊まったの」