「えっと・・・わたし・・・」


そんな時、

―――キーンコーンカーンコーン



朝のHRが始まる鐘が鳴った。



「あ、ごめん。また後で」

「じゃあ、返事待ってるから」


返事・・・か。



私、今まで付き合ったことないし。

初めての告白だし。




嬉しいのは山々なんだけど・・・・・・


さっきの人の名前も学年も知らない。




「・・・・・はぁ」


わたしはため息をついて、自分の席に座った。