―――ガラガラガラッ・・・
教室に戻ると、高校に入ってからの友達、杏奈に声をかけられた。
「ねぇ、あの約束、覚えてる~?!」
私の記憶力を疑うように言う杏奈。明るいキャラメル色のふわふわした髪を、
花柄のシュシュで横結びしている。体型も小柄で色白で、まぁ、
THE・イマドキの女の子!って感じ。
「覚えてるよ?」
なんて、簡単に返事して、リップクリームを塗る。
甘く広がる、ベリーの香り・・・。
「良かった!なんか、結愛、忘れてそうだったからさぁー
“あたしと結愛と静くんが同じクラスになれたら、3人で一緒に帰る!”
って約束~☆」
そう・・・杏奈は静の事が好き。
もちろん、そんな約束は最初の方は拒否したけど、
友達の恋を応援しないわけにもいかなくて・・・ねぇ。
「杏奈って、意外とセコい『手』を使うよね。」
(見かけによらず・・・ね。)
「な・・・ッ恋する乙女にセコいとはなんだーッ!!!」
「いいの?早速静、帰っちゃうよ?」
ちょっといじわるっぽい口調で言ってみる。
「あーッヤバーぃ」と杏奈。
まぁ、「一緒に帰る」なんて言っても、
私が静と喋らなきゃいい話だよね?!
教室に戻ると、高校に入ってからの友達、杏奈に声をかけられた。
「ねぇ、あの約束、覚えてる~?!」
私の記憶力を疑うように言う杏奈。明るいキャラメル色のふわふわした髪を、
花柄のシュシュで横結びしている。体型も小柄で色白で、まぁ、
THE・イマドキの女の子!って感じ。
「覚えてるよ?」
なんて、簡単に返事して、リップクリームを塗る。
甘く広がる、ベリーの香り・・・。
「良かった!なんか、結愛、忘れてそうだったからさぁー
“あたしと結愛と静くんが同じクラスになれたら、3人で一緒に帰る!”
って約束~☆」
そう・・・杏奈は静の事が好き。
もちろん、そんな約束は最初の方は拒否したけど、
友達の恋を応援しないわけにもいかなくて・・・ねぇ。
「杏奈って、意外とセコい『手』を使うよね。」
(見かけによらず・・・ね。)
「な・・・ッ恋する乙女にセコいとはなんだーッ!!!」
「いいの?早速静、帰っちゃうよ?」
ちょっといじわるっぽい口調で言ってみる。
「あーッヤバーぃ」と杏奈。
まぁ、「一緒に帰る」なんて言っても、
私が静と喋らなきゃいい話だよね?!