夜瑠はまた紙に目を落とす。

「【2,ケ】」

「ケ、だけ?」

「うん。【3,人、職、刑、愛】
それで、【4,ム】!」

「それだけ?」


杙凪は不思議そうに夜瑠を見つめた。

「んー...
あ!
えと、2012年4月9日って書いてあるよ!」

「おい...何年前だよ」

「考えたくないっ」


夜瑠が微笑むと、杙凪が溜息を吐いた。