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入学式から帰るとポストに1通の手紙。

薄汚く、埃をかぶっていた。


「杙凪ー!あんたにじゃなーい?」

宛先は書いてなかった。

「え?夜瑠にだろ」

「まぁ、とりあえず開けるね。」

開けると、また封筒が入っていた。


「えっ!?」

その封筒を開けると、また封筒が。


「ちょっ、なんなの!?イタズラ!?」

「まさか。桃源郷だぞ?ここ。」

結局、小さな封筒になってしまった。