「安堂おはよ?」
男子がからかうように言ってきた。
「は?私に話しかけてんじゃねぇーよ!!」
私はその男子を睨みつけた。
『安堂、怖くなってんぞ?』
『なんか、また荒れてきたな』
ふんっ、何とでも言ってろ!
男子は私の敵だってことが
改めて分かったんだから。
「美嘉…ちゃん…?」
涼介がよそよそしく話しかけてきた。
「何」
「なんでそんなに怒ってるの?」
「は?別に。
いつも通りだけど」
アンタへの私の信頼度は昨日をもって
0%になりました。
「もしかして、昨日何かあった?」
「何もない」
「僕、
美嘉ちゃんに何かしたとかで怒ってるの?」
「だから、怒ってないってば!!
昨日はプリントを届けてそれで終わり。
アンタは何もしてない」
涼介はヨーグルトを食べたあとから
記憶がないらしい。
あんなことしておいて…。
絶対許さない!!