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「しゅーーーんーーっ!!!!!!!」

『おーまおー。どした?』



もうダメ。
今朝の悲しみで押し潰されそう。


「未羽が…またキスしてた。」


三浦 未羽。

私の彼氏。……たぶん。

女の子みたいな名前だけどかっこよくて。でも髪が長かったら本当の女の子みたいに華奢で。

それに……女たらし。


『まお大丈夫か?いつでも相談のってやるぞ。』


舜は優しい。よき相談相手。
幼なじみでもある。

舜にならなんでも言える。
なんでも言い合える。

大切な幼なじみだ。


「ありがと。」