下に降りると無愛想なお母さんが

「瑞穂!遅いわよ。今日、純也の一周忌の法要するって言ったやろうが!忘れたと?」

「忘れとらんけど…一周忌やったら昨夜済ましたし…」

「そんな子供の遊びみたいなのじゃダメなの!私は純也が天国で安らかに眠ってもらう為に一周忌の法要するっちゃけん」

「天国って眠る為に行くん?強制労働のイメージしか無いっちゃけど…」

「バカな事言わんと!それよりアンタはおとなしくお坊さんのお経聞いとけばいいと!」

「お母さん、お姉ちゃんに言っとかんでいいと?お婆ちゃんの時みたいにお坊さんにケンカ売らんようにって」

おとなしくご飯食べよけばいいとに…瑞希の一言で、あたしとお母さんの時間が止まった。