納得いかんまま鈴鹿を後にする。

あと3ヶ月…こんなんで大丈夫?

「心配すんな…お前は確実に進歩しとる。大体サーキット三回目で1年走っとぉヤツと同じに走れたら…立場無いやん」

栄司は、そう言ってあたしを落ち着かせようとした。

そんなもんかな?

峠じゃ最初っから一番やったけど…なかなかにサーキットってヤツは厳しい